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素材の故郷へ ~塩豆大福のもち米~
石舟庵のお菓子で使用している数々の素材。
この夏の終わりから、秋にかけて収穫されるものが多くあります。
そのうちの一つ、塩豆大福に使用している「もち米」の生産地を訪ねました。
琵琶湖のほとりへ。
和菓子の世界では最高級と評される
「滋賀羽二重もち」
色が白く、またお餅にしたときの「伸び」が絶品です。
とても古い品種で、昭和13年に認定された後、
掛け合わせなど行われずにつくられ続けてきたました。
しかし、丈が高く倒伏しやすいほか、耐病性に弱いなど栽培の難しい品種です。
今年の実りは、まずまず。
これから収穫に向けて水分のコントロールが難しくなるとのこと。
生産者の馬場さん。
10月初旬には収穫へ。
0コンマ%の乾燥調整を経て選別。
高品質な「滋賀羽二重もち」となります。
豊かな大地と清らかな水、そして人の真心によって
和菓子素材は育まれます。